No. 5 まとめ 建材境界の湿度変化結果 WUFI-WEBセミナー Vol.3

本研究では、木造住宅の壁体内部湿気性状に防湿シートが 与える影響に対する地域差を明らかにすることを目的とし、 非定常熱湿気同時移動解析プログラムWUFIにより解析し、 以下の結論を得た。

  • 札幌市でシートがない場合、冬季に断熱材の屋外側が高湿度となった
  • 那覇市でシートを設置する場合、夏季に防湿シート屋外側が高湿度となった

同じ工法でも、地域の気象条件により、 壁体内の湿気性状に不具合が生じるため、 各地域で非定常シミュレーションにより 確認する必要があることが確認された

このコンテンツは2007年5月13日(日)に長良川国際会議場で開催された「日本家政学会第59回大会」における発表住居H2-10 100018「木造住宅における防湿シートの熱湿気性状に関する非定常解析」(柚本ら、発表:12分、討論3分)を元に柚本が作成しました。

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