WUFI(ヴーフィ)とは

WUFI Pro目次

WUFI(ヴーフィ)とは

WUFIの動画

ヴーフィは、様々な気候条件で、 壁や屋根を構成する各建材の熱・湿気挙動を 正確に予測することができる 非定常熱湿気同時移動解析プログラムです。

ドイツ語で「非定常の熱湿気」を意味する Wärme und Feuchte instationär の頭文字を取ってWUFIという名称になりました (英語ではTransient Heat and Moisture)。

フラウンホーファー建築物理研究所(IBP)で開発され、 欧米で広く使われています。 研究者や建材メーカー、プランナー、設計事務所、 工務店、建設会社、ハウスメーカー、 設備会社の方に広くご使用いただけます。

WUFI Familyの画面例

WUFI Pro 日本版の特徴

IBPサイト内 WUFI Proのページ(英語):別ウインドウ はこちらでご覧に慣れます

ヴーフィの理論

WUFI開発者キュンツェル博士の論文、報告をご覧下さい。

キュンツェル博士(IBP)の論文
"Simultaneous Heat and Moistue Transport in Building Components."(pdf_2031kb:IBPサイト)
キュンツェル博士(IBP)によるヴーフィ紹介記事
"WUFIを使った建築部位における 非定常熱湿気同時移動のシミュレーション" (pdf_880kb:IBPサイト)

ヴーフィはなぜ必要?

省エネルギーを目指し高気密高断熱化した 現在の建物では、室内で発生した湿気が 屋外へ逃げにくくなっています。 その結果、室内表面や壁体・屋根内部での 結露・カビ、 湿気による藻類の発生、サビ、剥離、 凍害、断熱性能の低下など 様々な問題が起きてきました。

これらの被害を予防するためには、 計画段階で建材内部の結露の有無を予測し、 その対策を施す必要があります。

ヴーフィを用いれば、簡単な操作で 結露をはじめとする熱湿気性状を あきらかにすることができるため、 適切な建築計画を立てることができます。

ヴーフィでできること・わかること

ヴーフィでは壁や屋根の構造を 自由に設定することはもちろん、 屋外環境を地域にあわせて設定したり、 室内環境を変化させたりすることができます。 つまり、より詳しい条件設定をすることにより、 その土地土地の実情にあった 正確な予測をすることができます。

ヴーフィで設定できる条件例

 
WUFI Pro 4.1 for Japan
  • 構造(建材物性・厚み)
  • 構造に熱・湿気の発生と消失
  • 構造に換気の設定
  • 構造表面の熱・湿気・放射の設定
  • 外気気象条件
  • 室内温湿度条件

私たちイーアイがヴーフィをおすすめする理由

イーアイはIBPとの代理店契約を結んでいます。

ヴーフィは非常に汎用性の高いソフトであり、 ユーザーにとっての最大の利点は、 結果の正確性はもちろん、 工学的・数学的知識を持たない人にも 大変分かりやすく操作しやすいということです。

イーアイは日本で建築物理に基づく良い建物が 普及することを目指し、IBPに協力し 「WUFI Pro 4 日本版」を開発しました。

日本における協力体制

  フラウンホーファー建築物理研究所(ドイツ)

WUFI開発元、アップデート、建材測定など

 財団法人 建材試験センター

日本の建材データまとめ、 日本における建材測定

有限会社イーアイ

販売代理店、 サポート(相談会) セミナー・Workshop

ヴーフィ日本版について、開発元である フラウンホーファー建築物理研究所(IBP)、 建材データ供給の建材試験センター、 販売およびユーザーサポートのイーアイの 三者が協力しています。

 

イーアイ内のヴーフィに関するページ

WUFI Pro目次をご覧下さい

pdfファイルを見るにはAdobe Acrobat Readerが 必要です。お持ちでない方は こちらから ダウンロードしてください。