ワークショップご参加の皆様へ:WUFI -Pro 4.0の解析条件

WUFI Proのページ ワークショップご参加の皆様へ:WUFI -2Dの解析条件 第3回IBP-WUFI Workshop in Japan (2009) 開催のご案内

Workshopにご参加下さいましてありがとうございました。 Workshop時にWUFI Proでシートや断熱材を変えて解析しました。その分析条件等を簡単にまとめましたのでお試し下さい。

Case1:基本構造の設定

構造の設定:Component_ Assembly/Monitor Position

左メニューComponent_ Assembly/Monitor Positionを選択します。その後Fig. 1(順番と厚み)、Fig. 2(建材の種類)のように設定します。

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Fig. 1 Component_ Assembly/Monitor Position:構造の設定
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Fig. 2 各建材(Material)、上が屋外側、下が室内側

Fig. 1、Fig. 2のPlywood Board(合板)に雨の5%がかかるという設定にします。Sources, Sincsの設定は換気回数の入力の仕方を参考になさって下さい。

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Fig. 3 Moisture Sourcesの設定

Fig. 1、Fig. 2のAir Layer(通気層)に換気回数25回/hという設定にします。Sources, Sincsの設定は換気回数の入力の仕方を参考になさって下さい。

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Fig. 4 Air Change Sourcesの設定

方位・角度・高さ:Component_ Orientation/Inclination/Height

左メニューのComponent_ Orientationを選択しFig. 5のように方位、角度、高さを設定します。

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Fig. 5 Component_ Orientation/Inclination/Height

表面の設定:Component_ Surface Transfer Coeff.

左メニューのComponent_ Surface Transfer Coeff.を選択しFig. 6のように熱伝達抵抗(m2K/W)、Sd値:湿気の通しにくさ(m)、日射の影響(短波長放射吸収、長波長放射放散)、雨水吸収係数(その方位でかかる雨のうちどれだけ対象面にあたるか)を設定します。雨水吸収係数は垂直の壁で0.7、水平の屋根で1.0となります。

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Fig. 6 Component_ Surface Transfer Coeff.

Component_ Initial Conditions

左メニューのComponent_ Initial Conditionsを選択しFig. 7のように設定します。この場合は70%RHのときの含水率を各建材に与え、温度は全体に20℃与えるという設定です。

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Fig. 7 Component_ Initial Conditions

計算条件:Cotrol

左メニューのCotrol_ Calculation Period/ Profilesを選択しFig. 6のように設定します。夏場の厳しい条件を考慮して、4月1日を起点に3年間計算するという設定です。 この場合、Numericsはデフォルトの設定のままで問題ありません。

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Fig. 8 Component_ Initial Conditions

気象条件:Climate

左メニューのClimate_ Outdoor (Left Side):屋外気象条件でBrowsをクリックし、Fig. 9のように都市を選択します。この場合は東京を選択しています。

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Fig. 9 Select Climate Files(図は東京を選択した場合)

左メニューのClimate_ Indoor (Right Side):室内条件でSine CurvesをFig. 10のように設定します。この場合は8月3日に最高温度の28℃、8月16日に最高湿度の70%RHを示し、最低音湿度が20℃、30%RHとなるサインカーブの設定です。

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Fig. 10 Climate_ Indoor Climate (Right Side)のSine Curves

Case2:防湿シートをPAに変更

不具合を解消するために室内側の防湿シートをポリエチレンシート(PE Membrane)から周囲の湿度により水蒸気拡散抵抗係数(湿気の通しにくさ)を調節するポリアミドシート(PA Membrane)に変更してみます。

上部メニューのProject_ New Caseをクリックし、Fig. 11の画面でコピー元のCaseを選び、必要な設定にチェックを入れ(デフォルトは全てチェック)Copy Overでコピーします。この画面の場合はCase1(Case Name:Mineral Wool PE)から全ての設定をコピーしています。

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Fig. 11 Project_ Case

左メニューのComponent_ Surface Transfer Coeff.を選択しFig. 6のようにPE-MembraneからPA- Membrane設定します。

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Fig. 12 PE-MembraneからPA- Membraneに変更

Case3:防湿シートをPA、断熱材を木毛繊維に変更

Case2からさらに不具合を解消するために断熱材を吸湿性、吸水性のある木毛繊維断熱板:Wood fiber insulation boardに変更してみます。

上部メニューのProject_ New Caseをクリックし、Fig. 11の画面でコピー元のCaseを選び、必要な設定にチェックを入れ(デフォルトは全てチェック)Copy Overでコピーします。この場合Case2から全ての設定をコピーすれば、断熱材のみ変更することで設定が可能です。

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Fig. 13 Mineral WoolからWood Fiber Insulation Boardに、PE-MembraneからPA- Membraneに変更
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Fig. 14 Mineral WoolからWood Fiber Insulation Boardに、PE-MembraneからPA- Membraneに変更

上部メニューRunで実行し、比較してみて下さい。

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