Vol.14 スウェーデンからの手紙 住宅事情-03


共生が犯罪をヒュークスボー地区から遠ざけている

安全パトロールが、地域の安全性をまし犯罪を減少させる効果的な方法であるということが判明した。 こういった方法の成功例がヒュークスボー地区にある。この地区の住民や警察が地区に起こった大きな変化を証明している。

ヒュークスボー地区の住民を震え上がらせるような、空き巣ねらいやひったくり事件があいついでおこった。 あまりにも強盗が多いので郵便局や銀行の支店は閉鎖せざるをえなくなってしまった。ヒュークスボー地区の住民の多くは、賃貸住宅居住者協会の会員なので、地区の安全性を高めるために、住民のパトロールを開始することにした。

警察も犯罪が減少したと証明している

最初の安全パトロールは2002年の秋だった、そして現在では、パトロール班の人達の赤いジャケットは、アクセル ダールストロムス広場周辺では、有名だし好評だ。警察も住民も、パトロールが始まった以来、地区の安全性がずっと高まったと語っている。

「大勢の人達が外出し見回ることは良いことです。いろいろな騒ぎなどが今のほうがずっと少なくなっています。」と、フルールンダの地区警察署のレナート ニルソン警官は語っている。

毎週火曜日の夕方、パトロール班は報告会を開いているが、実際のパトロールが何時何処で行なわれるかは、パトロール班の人達だけしか知らないようになっている。

安全パトロール

「私達は電話で連絡しあって、何時でもパトロールにでかけられるように準備しています。 そうすると、騒ぎをおこす人達は不安になって、この地区にやって来ないようになります。
何か犯罪を犯そうと思っても、この地区には“安全”な時間がないのです。」と、地区の賃貸住宅居住者協会Lyckans Galoscherのアネッテ カールへーデン会長は語っている。

安全パトロール班の人達は、カメラと警察と警備会社への直通電話を持ってパトロールしている。 何かが破損されていたり、不審な車や人を見かけたら、写真をとって観察しており、写真を警察や安全コンサルタントに渡すようにしている。

「社会的な分野も安全性の一部です。この地区に住む人達はお互いに顔見知りになり、お互いがお隣りさんを気にするようになりましたし、親しい間柄になった人達も大勢います。 たとえば、よく外でみかけた人を数日みかけなくなったりしたら、心配になります。こういう関係があるので安心できるのです。」と、パトロール班の一人のエーヴァ エリックソンさんは語っている。

Fakta

安全パトロール班

安全パトロール班は非常に効果的な方法であるということが判明し、警察も犯罪の発生率が減少したと証明している。

同じようなプロジェクトがイエテボリ市内の各地、マイヨナ地区、バッカ地区、ブルンスボー地区やアヴェニュー地区でも実施されている。

あなたの住んでいる地区でも安全パトロール班にパトロールして欲しいですか? 賃貸住宅居住者協会に連絡してください、そうすれが、どのようにしてパトロール班を発足したらよいか、サポートと援助をします。

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