パックマルクナデン誌 2006年12月号
グリーンなロジスチックチェーン(環境によいロジスチック)を利用している企業は将来的には競争力をましていくだろう。グリーンなトランスポートにはお金がかかっても仕方がない。これは、DHL社がスウェーデンで実施したウエブ調査の結果の回答の一つだ。
DHL Express社は、トランスポートと環境に関して、昨年の11月に1週間、ウェブ調査を実施した。DHL社のホームページによる調査に参加した人達の大部分が、中小企業で、ウエブ サイトにより荷物の輸送を予約し、荷物を追跡している企業だった。800名以上の人達がアンケートに回答したが、回答率は74%だった。
「今回の調査により、この数年ほどの間にわが社が感じていたことを再度確認させてくれました。いくつもの企業から輸送が環境に与える影響について問い合わせてきています。」と、スウェーデンのDHL Express社のラーシュ スンドマン社長は語っている。
アンケートの回答者の90%近くが、地球の未来は、二酸化炭素の排出量を長期的に減少させることが決定的に影響するであろうと語っている。そして、大部分の人達が産業界自体が積極的に環境に対する負荷を減らす対策を立てるべきであり、それらはたとえば、二酸化炭素の排出量を減少させることなどだと認識している。
67%の人達が、定価による普通のトラック輸送よりも、やや料金が上がっても、環境にやさしい燃料をつかうトラックを運送に使ってもよいと回答している。47%の人達が、環境に優しい輸送には4%以上、余分に料金を支払ってもよいと回答している。84%の人達が、荷物に環境にやさしい方法で輸送されましたというシンボルを付けることは良いことであると回答している。