2日目:2009年4月22日(水) 09:00~17:00 実践コース: PC上でWUFI(r) を動かします
実際にパソコンにWUFI(r)をインストールし、 WUFI(r)開発者の指導で動かしながら解析を体験していただきます。 入力の仕方から出力まで丁寧に解説いたします。また、 解析し、出力した結果について判定と考察を行います。
WUFI Workshopの2日目は、9時から17時までのカリキュラムが組まれています。
会場には、開会1時間前の8時頃から聴講者が集まりました。 今日は、各自が持参したノートパソコンにWUFI Proをインストールし、 実際にパソコン上で非定常熱湿気同時移動解析プログラムを使います。
はじめに、フラウンホーファー建築物理研究所(IBP)の田中啓輔氏より「入力データの紹介」が行われました。
続いて、財団法人・建材試験センター理事、中央試験所所長の黒木勝一氏より、 「熱と湿気に関する物性値~WUFIにはどんな物性値が必要か?」と題した講義が行われました。
「熱と湿気に関する物性値~WUFIにはどんな物性値が必要か?」
講義する黒木勝一氏
黒木氏の話を聞く聴講者-1
黒木氏の話を聞く聴講者-2
短時間の休憩後、WUFIの開発者であるフラウンホーファー建築物理研究所のダニエル・チルケルバッハ氏の指導で、 WUFI Proを実際にパソコン上で動かすための 操作方法の説明が行われた。
チルケルバッハ氏の指導でWUFI Proをパソコン上で動かす
パソコン上で計算をする聴講者
指導するチルケルバッハ氏
省エネルギーを目指し高気密高断熱化した現在の日本の建物では、室内で発生した湿 気が屋外へ逃げにくくなっており、その結果様々な問題が起きています。
- 室内表面や壁体・屋根内部で結露・カビが生じる
- 湿気による藻類の発生、サビ、剥離、凍害、断熱性能の低下等
これらの被害を予防するためには、計画段階で建材内部の結露の有無を予測し、その対策を施す必要があります。 WUFI(r)を用いれば、簡単な操作で結露をはじめとする 熱湿気性状をあきらかにすることができるため、 適切な建築計画を立てることができます。
WUFI Proの計算にあたってのメモ
イーアイの事務所で翌日の準備をする講師陣