014)WUFIのデータベースについて

ドイツでつかわれている漆喰はデータベースのどの建材でしょうか?

ドイツ(ヨーロッパ)で使われている漆喰について調べてみました。 こちらでは厳密に言うと漆喰ではなく、モルタルを壁に塗って仕上ているようです。

このモルタルを、日本では「洋漆喰」と言って、日本のものと区別しています。

組成も次のように異なります。

  • 漆喰; 石灰に麻の繊維を加え、草本や海藻から得る接着剤、水などを加え練り上げて作られる
  • モルタル(洋漆喰);モルタルはセメントに砂と水を合わせたもの

よって、この日本独特の漆喰は、「まだ」WUFIのデータベースには入っていません。

珪藻土などの多孔質構造の塗り壁の場合はどの物質になりますか?

珪藻土はデータベースにはありません。

多孔質構造の塗り壁にあたるものはデータベースには入っていません。

土壁はどの物質になりますか?

MASED DatabaseにMud Plasterがあります。

ただ、土壁の場合は、土のみを塗っているのか、それとも竹などで編んだ 格子を含むのかによって物性が異なります。

また、土壁の物性は土の種類、産地、混合物などによって変わりますが、 全ての土の物性を測定するわけにも行かないので、土のみを塗ってある壁 であればこのMud Plasterを使ってもいいだろう、との見解です。

日本のサイディングにあたる建材物性はデータベースにありますか?

日本のサイディングそのものの物性はまだありませんが、 以下のデータを仮に使用する場合があります。

  • Mineral Plaster(Source:Fraunhofer-IBP- Horzkirchen: Germany)
  • Composite Wood Siding(Generic North America Database)

その他に適当なものは「まだ」ありませんが、似た材料を代用する場合、 透湿係数(=ミュー値)と吸水係数(A値)が合っている物を使う必要があります。

ただ、サイディングと壁構造の間に通気層がある場合には、これらの値は それほど重要ではありません。

WUFI動画

WUFI販売

WUFI情報目次

セミナー情報

コンサルティング

「一枚の写真」

海外視察

FhG/IBP提携

本のご紹介

海外情報

スタッフ便り

リンク

お知らせとバックナンバー

プライバシーポリシー
特定商取引法に基づく表示
|メニュー終わり
ページの先頭へ|