パッシブハウスの考え方が世界中で加速しています

パッシブハウスの考え方が世界中で加速しています
Press release Sep 06, 2012 (プレスリリース 2012.9.6)


パッシブハウスの考え方が世界中で加速しています。パッシブハウスが建設される様々な国の気候が入念に考慮されてきました。フラウンホーファー建築物理研究所が、米国パッシブ.ハウス研究所(Passive House Institute US:PHIUS)と協力して、北米におけるパッシブハウスのためにWUFI® Passiveが開発されました。これはフランフォーファー建築物理研究所の非定常熱湿気同時移動解析プログラム、WUFI® Plusが基礎となっています。

パッシブハウスの家は極めて低いエネルギー消費ということが特徴です。一次エネルギーまたは熱的気密性についての限界条件について厳しい認証基準が設けられています。化石燃料資源が減少する時代において、資源の効率化と再生のためのこのような基準は、これまで以上に重要になってきています。パッシブハウスは、このようなソリューションが信頼できる未来につながることを実証しています。米国にある建築ストックの平均エネルギー消費が215 kWh/(m²a)と比べると、パッシブハウスの技術では、使用され燃料源によって65から85%ものエネルギー強度が節約でき、他にも小規模ではあるが、多種多様な省エネ方法や再生可能なオプションがあります。


WUFI® Passive –米国のためにデザインされたシュミレーション

パッシブハウス技術は、もともと米国で開発され、ドイツ語圏と北欧で10年前くらいから使われるようになり、現在では多くの他の国で使われている。米国の設計者は、国の大部分がドイツと同じ暖かい湿潤気候である建物の解析のためにドイツで開発されたツールを使用することに関心を抱いている。"毎時データを使用しているような動態モデルは、換気空気の冷却および除湿が重要な役割をになう地域におけるパッシブハウスの熱湿気の挙動を正確にモデル化するためことが必要である"とフラウンホーファー建築物理研究所のHartwig Künzel博士は説明しています


WUFI®が近年アメリカでよく知られるようになったのは、北米での熱湿気の評価にフラウンホーファー研究所が長年関与してきたからです。米国パッシブ.ハウス協会が、パッシブハウスをモデリングする過程において気候特異性の問題に対処するために、その専門知識を有するフラウンホーファー研究所に依頼した。目的はWUFI® Plusシュミレーションソフトを使って新しいモデルツールを開発することであった、つまり北米のパッシブハウスの必要条件をみたすために設計されたモデルツールを開発することであった。このツールの使い方を学ぶのに時間はかからず、データ入力時に考えられる間違いをリアルタイムでユーザに通知することができます。"WUFIパッシブの最初のトレーニングセッションがすでに開催され非常に肯定的なフィードバックを受けた"、と米国パッシブ.ハウス研究所のエグゼクティブディレクターKatrin Klingenberg氏は述べています。9月末にWUFI® Plus の開発チームリーダーであるFlorian Antretter 氏がコロラド州のデンバーで第7回北米のパッシブハウスハウス会議で新しいWUFI Passiveソフトウェアを紹介します。


国際規格の作成

次のステップとして、フラウンフォーファー建築物理研究所の研究者たちは米国パッシブ.ハウス研究所と共にさらなるパッシブハウスの気候固有の要件の定義に関しては国際的な合意に達するために様々な国からのパートナーとの既存のモデルを開発していきたいと考えている。目標は、網羅的な設計および認証ツールを世界的の設計者に提供することです。それに加えて、地域的なエネルギー発生システムが、このツールに統合されるべきである。"そしてPlusEnergyハウスはこのソフトウェアと一緒に簡易に設計できるようになり、このことこそが未来の建築設計になるのです"、とフラウンフォーファー研究所の責任者でありGerman Energy Passの創設者のGerd Hauser教授は強調している。

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建築物理は建築プロジェクトの成功を握るカギのひとつであります。フラウンフォーファー建築物理研究所(IBP)では建築物理に関する様々分野における研究、開発、試験、実証やコンサルティングに焦点を合せている。これらには、建物内の騒音制御や遮音といった音響の最適化、エネルギー効率の改善策、そして照明技術の最適化が含まれています。また、IBPでは温湿度制御や室内気候、公衆衛生と健康、建築材料からの放散物質、熱や湿気に対しての対候性や保護、建築構造維持や歴史的建造物の保存もやっています。

フラウンホーファー建築物理研究所(プレスリリース 2012.9.6)

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