6月24日(金)横浜パッシブハウス内に尺八の音が奏でられました
6月24日(金)横浜パッシブハウス(K邸)において上田流師範・田村浩一(外断熱推進会議事務局次長)の演奏会が行われました。
風の流れを考えて設計された横浜パッシブハウス(K邸)は、猛暑のこの日もエアコンをつけることなく、自然の風の流れで快適な環境が保たれています。風のない猛暑の日でもエアコンを短時間(30~45分)つけるだけで温度が下がり快適な環境がうまれます。
また、緑のカーテンや雨水活用などが行われています。
5月の電気代は、買電量が368kWh(6,883円)に対して、発電量(売電量)が504kWh(24,192円)と発電量が使用量を上回っています。家庭における省エネ対策がTVや新聞で報道されていますが、K邸(横浜パッシブハウス)は前年度(以前の住宅)から70%近く電気使用量を削減しています。太陽光発電を考えると5月は電気を東京電力(株)に供給しています。まさに、「建物がエネルギーを生み出し」ています。
原子力に頼らない社会をつくることは、新しいエネルギー頼ったり、我慢することではありません。「僅かなエネルギーで快適な暮らし」をK邸(横浜パッシブハウス)は実践しています。断熱や気密、高性能な開口部(窓やドア)や熱交換換気を考えることなく、屋根に太陽光発電を載せたり希薄な自然エネルギーに頼ることはエネルギー問題の解決にはなりません。