横浜パッシブハウスの年間エネルギー消費量

横浜パッシブハウスの年間エネルギー消費量

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横浜パッシブハウス(12月24日北海道支部会議資料)

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横浜パッシブハウスのPHPPによる計算(12月24日北海道支部会議資料)

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横浜パッシブハウスのWUFI(非定常熱湿気同時移動解析プログラム)による計算(12月24日北海道支部会議資料)



横浜パッシブハウスの年間エネルギー消費量(2010年12月8日~2011年12月7日)が出ました

電気使用量(買電量)は年間4,633kWhになりました。延べ床面積(135㎡)で割れば34 kWh/㎡・aになります。一方、屋根に載せた太陽光発電パネル(4.2kWh)の年間発電量(売電量)は4,418 kWhです。建物の竣工直後の電気使用量(買電量)が少し多くて買電量が売電量をうわまわりましたが、暮らし方の工夫で売電量が買電量を上回るプラスエナジーハウスは可能です。文字通り、住宅が分散型発電所(K's太陽光発電所)になるのです

年間12万円の収入

電気使用量(買電量)年間4,633kWh=93,065円、年間発電量(売電量)年間4,418 kWh=212,064円、差額の119,065円が収入になっています。以前の住まいと比較すると201,137円が年間収入になります。また、費用だけでなく家からヒートショックがなくなり、快適性がプラスされています

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横浜パッシブハウスの年間エネルギー消費量(12月24日北海道支部会議資料)

横浜パッシブハウスについては、現在ミュンヘンに在住のパッシブハウスコンサルタント、クーラー・アンドレアさんに計算を依頼した経緯があります。その際、日本では135㎡ある延床面積が117㎡で計算されていました。ドイツ(欧州)では、住宅の売買や賃貸時の面積計算は日本のような壁芯ではなく内法で計算されると聞いていましたが、PHPPでもそのような計算が行われます。また、電気は発電から家庭での使用までにロスがあり、それを一次係数で表すと2.7になります。横浜パッシブハウスでは電気使用量(買電量)年間4,633kWh÷117㎡=40kWh/㎡・aとなります。横浜パッシブハウスの年間エネルギー総需要量(冷暖房、給湯、家電、IHヒーターなど=オール電化住宅)は、1㎡あたり年間40kWhの住宅になります。しかし、電気の一次エネルギー係数2.7をかけると108kWh/㎡・aになります。この数値は、パッシブハウスの条件である120kWh/㎡・aより少ない数値になっています

ドイツからの便りVol.9

11月27日にミュンヘンでパッシブハウスコンサルタントのクーラー・アンドレアさんに会いました。

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ドイツの断熱令、省エネルギー政令、パッシブハウスについて話すクーラー・アンドレアさん

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ドイツの断熱令、省エネルギー政令

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フラウンホーファー建築物理研究所が作成したドイツの省エネルギー建築の変遷

ドイツ・ハンブルグ市内で2003年に建設されたRC外断熱パッシブハウスマンションを見てきました。木造だけでなくオフィスビルや病院、高齢者施設、学校などでもRC外断熱パッシブハウスが建設されています。

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ハンブルグのRC外断熱パッシブハウスマンションの壁を叩く



横浜パッシブハウスの企画から完成、そして1年間の状況については、日本パッシブハウスセンターからご確認ください



日本パッシブハウスセンターでは、定期的に横浜パッシブハウス見学会を開催しております。これからパッシブハウスを建てたいと考えている方は、メール(info@f-ei.jp)にてお知らせください。見学可能日をご連絡いたします。

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