ジャパンパッシブハウス・プロジェクト K's Houseがスタートしました

ジャパン パッシブハウス・プロジェクト

2009年の夏、今回のジャパン・パッシブハウスプロジェクトのオーナーであり、コーディネータのK氏より、私が所属するNPO法人 外断熱推進会議のモデルルームとなるエコ住宅を建てたいとの相談がありました。

敷地82坪、建坪40坪、2階建、RC造又は木造で計画したい。 また、100年 三世代同居住宅として、外断熱、太陽光活用、雨水活用、屋上緑化、長期優良住宅などを取り入れる。 既存の植栽を出来る限り残す。

計画の過程で、RC造外断熱から木造パッシブハウスに挑戦することになりました。

計画のスタートにあたってオーナーであり、コーディネータのK氏から弊社イーアイに総合プロデュースの依頼がありました。

住宅の基本設計は、これまで外断熱マンションの設計に数多く関わってきて、夏の高気密・高断熱住宅(外断熱マンション)の設計を理解しているハウスタイルズ(株)の一級建築士・石川雅規氏に依頼しました。 石川氏は、高気密・高断熱でありながら風の流れを取り入れるプランを作成しました。

また、設計にあたり、オーナーからは、「親の代から大事に育ててきた梅の木や既存の植栽を生かして欲しい」、奥様からは「生活スタイルや使い勝手を重視したプランを作って欲しい」との希望を受けて、設計プランが完成しました。


庭の植栽

40年の風雪に耐えた立派な梅の木

現在の住宅

計画中の東立面図

計画中の南立面図

基本計画:ハウスタイルズ(株)

K氏のパッシブハウス建設に当たり施工会社の選択になった。 当初は数社を絞り見積もりをとって決めることを計画したが、K氏は鎌倉に建設されたパッシブハウスを 工事中に見学しており、大工さん、現場代人を高く評価していた。そこで、オーナーのK氏と鎌倉パッシブハウスを施工した(株)建築舎の齋藤社長と話し合いの場を設けた。オーナーのK氏、(株)建築舎の齋藤社長はお互いの思いをぶつけあいました。

パッシブハウスに挑戦するK氏に対して、(株)建築舎の齋藤社長から、日本の資材、日本で販売されている海外の優れた資材を活用した「日本版パッシブハウスに挑戦しよう!」との申し出があり、ここに「ジャパンパッシブハウスプロジェクト」がスタートしました。

オーナーであり、コーディネータをつとめるK氏の提案でチーム ジャパン・パッシブハウスが結成されました。

総合プロデュース
(有)イーアイ
基本設計
ハウスタイルズ(株)
実施設計・施工
(株)建築舎
解体・安全処分
(株)小林商店
コーディネータ
オフィス コンドウ

今後、熱計算、熱橋計算、熱湿気同時移動解析の専門家を加えて、オリジナルのパッシブハウス基準をつくると共に、「日本版パッシブハウス」に使われる窓やメンブレイン、換気システムの選択や開発を行ってまいります。

イーアイサイト内: 非定常熱湿気同時移動解析プログラムWUFI(ヴーフィ) をあわせてご覧下さい。


非定常熱湿気同時移動解析プログラムWUFI

"想い"

「チーム ジャパン・パッシブハウス」はゆるやかに結束し、低炭素社会を目指し、社会ニーズを自覚する企業集団として始動しました。


新聞記事

『チーム ジャパン・パッシブハウス』は、今回のプロジェクトのコーディネータであり、オーナーである近藤様の"想い"からスタートしました。

"想い"

65才と成った今・・・・・

(中略)

今度は、嬉しさ、有難さ、そして緊張感です。

そしてこの事業のパートナーは、NPO法人 外断熱推進会議を通じて知り合った人々に頼みました。

出逢いを大切に、相身互い精神を理解される方々です。

さて、父の人生は、節約、倹約、正にもったいない精神でした。 良きものを大切に扱っていました。 大正流エコライフでした。 そこで、小生も、高断熱・高気密、十分なる太陽・雨水を活用する良き100年住宅を志向した次第です。 平成流エコライフは、自然に従いつつ、様々な展望を抱合していると確信しています。

父にならい良きものを大切にしたいと思います。 ここに至る決断力は、40年、ビジネス上の成就、挫折から学んだ利他の想い、50年にも及ぶサッカーを通じて学んだ様々な判断源泉が生かされていると思っています。

『チーム ジャパン パッシブハウス』で新たな挑戦!

それは、自らを信じ、チームメートを信じるものは勝利の美酒(うまざけ)を手にするであろう。

"信は力なり"!!と考えています。

オフィス コンドウ 近藤 良一
2010年4月吉日


近藤 良一 様

『チーム ジャパン・パッシブハウス』の発足式

2010年5月17日17時より、新宿の(株)建築舎新宿事務所において『チーム ジャパン・パッシブハウス』の発足式を開催しました。

(株)建築舎新宿事務所には、『チーム ジャパン・パッシブハウス』のメンバーのほかに、今回のプロジェクトで採用予定の窓やメンブレイン、換気装置、ファスナーメーカーなどが集まりました。

最初に、コーディネータであり、今回のK's House(近藤邸)オーナーである近藤様が、前記"想い"について話されました。


近藤様

今回のプロジェクトに参加したメンバーそれぞれが、近藤様の"想い"を共有しました。


サポートメンバー

次に、日本で最初のパッシブハウス研究所(PHI・ドイツ)認定のパッシブハウスを施工した、八王子市の(株)建築舎・齋藤敏晴社長から『チーム ジャパン・パッシブハウス』への激励の挨拶がありました。


(株)建築舎 齋藤敏晴社長

続いて、『チーム ジャパン・パッシブハウス』は、日本版パッシブハウス建設にあたって日本で用意できるパッシブハウス用資材メーカーから、オーナーの近藤様、基本設計のハウスタイルズ(株)、実施設計・施工の(株)建築舎に製品のプレゼンテーションが行われました。

最初に、国産のパッシブハウス用窓のメーカー、飯田ウッドワークシステム(株)の飯田信男社長から高性能木製サッシの説明と質疑が行われた。


飯田ウッドワークシステム(株) 飯田信男社長

次に、高性能調湿気密シート「INTELLO(インテロ)」のエコ・トランスファー・ジャパン、ノルベルト バウマン代表から調湿気密シートについて説明と質疑が行われた。


エコ・トランスファー・ジャパン、ノルベルト バウマン代表

次に、高性能熱交換換気システム"インヴェンター"のパッシブエネルギー・ジャパンのクリスティアン ドイティンガー社長から熱回収率最大92%のシステムについて説明と質疑が行われました。


パッシブエネルギー・ジャパンのクリスティアン ドイティンガー氏

J Passive House Projct(日本版パッシブハウスへの挑戦)の内容については、 J Passive House Projct(別ウインドウ:pdf 520kB) をご覧下さい。

『チーム ジャパン・パッシブハウス』のメンバーは発足式を終え、会場を新宿駅西口に移し、熱い議論を繰り広げました。


『チーム ジャパン・パッシブハウス』のメンバー

「地鎮祭」

K's House(近藤邸)新築にあたり、建設地の神奈川県金沢区において地鎮祭が執り行われました。

当日は、前日までの雨と寒さが嘘のような快晴でした

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地鎮祭が始まりました

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オーナー近藤さん 鍬入れの儀

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近藤ご夫妻を囲んで、「チーム ジャパン・パッシブハウス」メンバー

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現在、オーナーの近藤ご夫妻と内外の仕様について細かい打合せが行われています

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