その1 ドイツ「パッシブハウス視察」報告

イーアイ代表の堀内が、2008年6月18日より7月3日まで フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツの 環境とパッシブハウス(無暖房住宅)の調査を行って来ました。

前半のフィンランド・スウェーデン・デンマークについては、 外断熱推進会議サイトをご覧下さい。

地球温暖化防止のために建築における省エネルギーはどうあるべきか、その技術は!

今年、2008年から京都議定書で決められた温暖化防止のために温室効果ガスを 基準年である1990年比6%削減する法的義務をわが国が負います。

生半可な対応では6%削減どころか1990年のレベルすら維持できません。 1973年のオイルクライシス以降、持続可能な社会づくりと建築における 省エネルギーをすすめてきたスウェーデン。 スウェーデンでは、2050年には温暖化効果ガス50%削減の目標を掲げて、 各地のコンミューン(自治区)において無暖房住宅(パッシブハウス)の 建設をすすめています。

スウェーデンの建築家、ハンス・エーク氏が中心となって アリングソース市にパッシブハウスセンターがオープンしました。 スウェーデン各地でパッシブハウス(無暖房住宅)の建設が進行しています ( スウェーデン パッシブハウスセンター)。

ドイツでは、建築物理学者ウォルガング・ファイスト博士が、 1990年にパッシブハウスのプロトタイプの建設をエッセン州 ダルムシュタッドで始め、1991年に完成しました。 ファイスト博士が設立したパッシブハウス研究所(PHI)は、 世界中にネットワークを広げ、その基準はエネルギーパスに採用され、 今後のドイツにおける省エネ基準になろうとしています (ドイツ パッシブハウス研究所)。

6月27日に信州大学山下恭弘名誉教授、大分の中津留さん、 堀内の3名は視察団一行とコペンハーゲンの空港で別れ、 引き続き、ドイツにおける外断熱及びパッシブハウスの調査を行いました。

2008年6月27日(金)

6月18日から、ヘルシンキ及びストックホルムにおいて教育・都市計画の調査を行っ てきた札幌市議会議員6名と堀内は、6月22日(日)に外断熱推進会議専務理事・宮坂 幸伸を団長とするNPOのメンバーとイエテボリで合流し、イエテボリの高齢者福祉施 設、無暖房住宅市営住宅(115戸)、パッシブハウスセンター、ハンス・エーク氏 の講演、アリングソース市表敬訪問、ブローゴーデン地区市営住宅のパッシブ(無暖 房)外断熱改修、パッシブ保育園視察、コペンハーゲン建築研究所訪問、マルメ市の 外断熱団地視察などを実施しました。

コペンハーゲン国際空港で日本帰国組とドイツ、パッシブハウス視察組みに別れ、 山下恭弘信州大学名誉教授、大分の中津留さん、 堀内の3名はフランクフルトに向かった。

日本への帰国組を見送った後、16時55分 コペンハーゲン空港発の 飛行機でフランクフルトへ向かった。 飛行機は1時間30分後の18時25分にフランクフルト国際空港に到着した。 空港からは、Sバーン(近郊電車)でフランクフルト中央駅 (Frankfurt Hauptbahnhof)に向った。


フランクフルト中央駅(Frankfurt Hauptbahnhof)

空港からは、電車でホテルに向った。ドイツでは、公共交通機関は合理化され、 切符を売る窓口は見つからない。 市電の切符は、自動販売機で購入するが様々な割引切符があり、 紙幣ではチケットを購入できない。


市電の自動販売機

市電

市電に乗ってホテルについた。ホテルは、湿式外断熱工法が採用され、壁をたたくと いつもの音がした。


外断熱のホテル

2008年6月28日(土)

今日は自由行動日だ。それぞれが休養やオペラ鑑賞を楽しんだ。私はフランクフルト の町を歩いて外断熱マンションの調査を行った。


いたる所に新築マンションの看板

外断熱マンション

外断熱マンション

建設中の外断熱マンション

建設中の外断熱マンション

外断熱マンションの外付けシャッター

続く

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