賃貸住宅居住者(借家人)は満足している
イエテボリ市のAllmannyttan社(公共の住宅管理会社)は、民間住宅業者よりも住宅の質の高いものを提供している。賃貸住宅居住者を対象にして昨年度に実施された大掛かりな調査により判明したことだ。高度品質にもかかわらず、イエテボリ市のAllmannyttan社の住宅の平均家賃はより安価なものになっている。
1997年度以降毎年、Framtidenkoncernens bolagは約25000人の自社アパートの住民を対象としたアンケート調査を実施している。そして、調査の回答により、Framtidenkoncernens bolag内の住宅管理会社間の比較を可能なものとしている。
「アンケート調査は重要なもので、Framtidenkoncernens bolagが今後どのように住宅を開発発展させてゆくか方針を決定する際の手助けになっています。」と、Framtidenkoncernens bolagの広報部長のレーナ ビョルクさんが語っている。
また、民間住宅に居住している人達とも比較するために、昨年度はイエテボリ市内の16000人の民間住宅に居住している人達にもアンケートに協力してもらった。
その結果は、統計的に保証されたものだが、市内すべての行政区において、公共住宅の方が民間住宅よりも品質が高く居住者も満足しているという素晴らしいものだった。
「私達の方が特に、建物のオーナーが何とかできる、アパートのコンデション、サービス、連絡が簡単にとれること、居住者が意見を反映できやすさなどにおいて、ずっと優れていました。」と、レーナ ビョルクさんが語っている。
さらに、もう長い間、家賃も民間住宅の方が高くなっている。2003年度には、民間住宅の家賃はAllmannyttan社よりも平均で8%高くなっていた。
ということは、たとえば広さ65平方メートルのアパートの家賃は、Allmannyttan社の方が、品質が高いにもかかわらず民間住宅よりも1ヶ月あたり350Kr(約5500円)近く安いことになる。
今後の住宅市場
イエテボリ市が近い将来に必要とする住宅の約半分はFramtidenkoncernens bolagにより計画される予定だ。
ボースタッド住宅会社が、トシュランダ地区の庭園都市に約300戸のアパートを建設し、グルドへーデン地区に66戸のアパートも建設の予定だ。ポセイドン住宅会社は、スタンペン地区に332戸のアパートを建設し、エグナヘム住宅会社は、今年中には、居住権または所有権のある一戸建て住宅220軒を完成させる予定だ。
邪魔された時の緊急対応部門
Framtidenkoncernens bolagの最新事業は、安全で安心でき、居心地よく生活するための“邪魔された時の緊急対応”部門だ。何か邪魔がはいった場合に、夕方や夜でも住宅の居住者に短時間内に支援をする部門だ。担当地区には専門教育を受けた職員がおり、専用車も2台確保されているので、邪魔されているという連絡をうけとり次第、直ちに現場に直行することが出来る。
FAKTA/FRAMTIDEN
住宅管理会社のFramtiden社は、イエテボリ市が100%所有する公社だ。Framtidenkoncernens bolagには全部で15の子会社がある。ポセイドン住宅会社、ファミリエボーステーデル社、ゴードステンボーステーデル社、イヤルボーボースターデン社を通じて、全部でイエテボリ市内約69000戸のアパートを管理している。
エグナヘム住宅会社は、居住権または所有権のある一戸建て住宅を建設、販売、管理している。また、Framtidenkoncernens bolagは、イエテボリ市内でいくつかの商業用の大型ビルや市の広場などのオーナーでもあり管理もしている。
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