NPO法人 外断熱推進会議主催の第十六回外断熱技術セミナーで堀内が講演しました。

11月24日(土)、3連休の中日に札幌市エルプラザ環境研修室においてNPO法人  外断熱推進会議主催の第十六回外断熱技術セミナー 「無暖房住宅セミナー in 札幌」が開催されました。

講師の今川氏によるセミナー報告は(株)今川建築設計監理事務所サイトでご覧になれます。

外断熱推進会議主催のセミナーが札幌で開催されるのは、2005年3月のハンス・エークセミナー「地球環境と無暖房住宅~エネルギーを使わない暮らし」以来となります。当初は、定員30名程度の小規模なセミナーの予定でしたが、定員を超える多くの参加申し込みがあり、部屋を変えて開催されました。

RC外断熱に関係している方、木造の高気密高断熱住宅に取り組まれている方、NPO関係者、一般市民の方々など約60名の参加がありました。

セミナーは、外断熱推進会議 堀内事務局長(イーアイ代表)の司会進行で始まりました。

セミナーの冒頭、後援団体の北海道無暖冷房住宅研究会・三星事務局長から北海道無暖冷房住宅研究会の報告と建築物理の重要性について発言がありました。そのなかで、住宅の高気密高断熱が進む過程で、水蒸気の問題がおざなりにされている。断熱施工を行う過程で、壁や屋根に「水蒸気のダムをつくってはならない」とアッピールしました。


北海道無暖冷房住宅研究会・三星事務局長

セミナーは、最初に(株)今川建築設計監理事務所 代表 今川祐二さんから「無暖房住宅とは~その理論と実際」と題して、スウェーデンにおける無暖房住宅の現場と現在設計管理を行われているQ値0.8の住宅について紹介がありました。


今川建築設計監理事務所 今川氏

続いて、外断熱推進会議・事務局長としてイーアイ代表堀内が「スウェーデン・ドイツ・日本における無暖房住宅」と題した講演を行いました。講演のなかで、無暖房住宅とゼロエネルギーハウスの違いやドイツ及びスウェーデンにおける無暖房住宅の建設状況について報告したところ聴衆から大きな反響がありました。スウェーデンでは、1,200戸、ドイツでは20,000戸の無暖房住宅が建設済み及び建設予定 です。

昨日の新聞紙面では、日本を含めた先進国において2050年には1990年と比較 し60%から80%の温暖化ガス削減が求められています。その重要な対策として、無暖 房住宅の建設があります。


講演する堀内

最後に、話題提供として「建築物理における熱と湿気」について報告をしました。無暖房住宅を札幌と那覇に建設したときの壁の中の熱と湿気の挙動がスクリーン上に映し出されました。何層にもなった壁の中を熱と水蒸気が移動するアニメーションは大きな関心を呼びました。→WUFI Proのページ(サイト内)参照


講演する堀内

無暖房住宅

2時間15分、休憩なしで講演を行い、最後に会場から質問やご意見を受けました。 セミナー終了後、懇親会を開催し16名が参加しました。

第十六回外断熱技術セミナー「無暖房住宅セミナー in 札幌」

テーマ
「スウェーデンと日本における無暖房住宅の現場」
「無暖房住宅と欧州建物・設備システム調査の旅」報告会
開催日時
平成19年11月24日(土)
開場:14時 開会:14時30分 閉会:17時
会場
〒060-0808 札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ 環境研修室-1
TEL:011-728-1222(代) FAX:011-728-1229
セミナー内容
報告1 「無暖房住宅とは~その理論と実際」
(株)今川建築設計監理事務所 代表 今川 祐二
報告2 「スウェーデンと日本における無暖房住宅の今」
NPO法人外断熱推進会議 事務局長 堀内 正純
参加費
1,000 円(資料代・会場費) 当日、ご持参下さい。
定員
30名(先着順受付)
主催
特定非営利活動法人 外断熱推進会議(EiPC)
共催
(株)今川建築設計監理事務所(EiPC賛助会員/北海道無暖冷房住宅研究会・正会員)
(有)イーアイ(EiPC賛助会員/北海道無暖冷房住宅研究会・正会員)
後援
北海道無暖冷房住宅研究会
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