1: 基礎年金
基礎年金は現状では2つの部分から成り立っています。一つはInkomstpensionen(所得年金)で、昔のATP(付加年金)に代るものです。1953年以前に生まれた人は、新システムの所得年金と昔のtilllaggspension(補足年金)の両方を受け取ります。
所得年金は自動的に支払われ、将来の年金の約半分程度に相当します。給与のごく一部(2,5%)がPremiepensionen(プレミア年金)にあてられます。この金額はPPMを通じてファンドに投資されるものです。このプレミア年金に相当する部分はPPMを通じて自分で自分の好きなファンドに投資できるので、将来の年金額に自分の力で影響を与えることができる部分です。積極的にファンドを選ばない人のプレミア年金は、7thAPファンドに投資されます。PPM(プレミア年金機構)は、若い人で年金退職年齢に到達するまでにまだ時間のある人達にとっては重要なものです。
2: 企業年金
企業年金は雇用者側が支払うものです。民間企業、市自治体、または国家事業体などに勤務しているかにより4つの異なる契約年金システムがあります。契約年金は、希望すれば自分で好きな形式で投資することが可能ですから、将来の年金金額に影響を与えることが出来る部分です。
3: 民間年金貯金
一般年金と企業年金を通じて、職業についていた時代の給与の約65%程度相当の年金を得ることが可能となるでしょう。しかし、民間の年金貯金をすることにより、将来の年金金額を向上させることが可能です。
いつから、いくら程度貯金するかは自分で決めることが可能です。税金の控除の対象となる年金貯金には3つのタイプのものがあります。
- ファンド保険(Unit-linked) 保険会社を通じての普通の保険 (銀行での)IPS(個人的な年金貯金)
これらの3つのタイプの貯金は、55歳になるまで拘束され、年金は最低5年間にわたり分割して支払われ、受け取る際に税金を支払わなければなりません。貯金金額は収入により異なるもののある一定の金額までは税金控除の対象となります。
基礎金額
- Prisbasbeloppet(価格基礎金額)が企業年金の金額を保証するものです。 それから Basbeloppet(基礎金額)は1999年にPrisbasbeloppと名前が変更になっていますが、3つの異なる金額がありますが、2007年度は、 価格基礎金額(企業年金を計算するもの)は40300Krです。
- もう一つの金額をあげた基礎金額(年金の基礎となる所得と年金ポイントを計算するもの)は、41100Kr。さらに、所得基礎金額(最高頭打ちの年金の基礎となる所得を計算するもの)は、45900Krです。
- 年金などが社会における給与の変更に会わせて対処しているのが Foljsamhet sindex(随従するためのインデックス)といいます。Foljsamhetsind ex(随従するためのインデックス)の基礎となっているのが、inkomstindex (所得のインデックス)で、社会における給与と消費者価格の変動を基礎としたものです。
- このインデックスは、社会保険事務所がinkomstindexを計算し、その計算した indexは政府により承認されるものです。インデックスは英語と同じ意味で指数が一番あっている言葉と思います。
- 2007年度のinkomstindex は 125,57 そして Foljsamhetsindex は 1.6%でした。