WUFIの簡単な使用法をご紹介します(更新しました)

WUFI Pro目次

WUFI開発元フラウンホーファー研究所より、WUFIの使い方のムービー(英語)が届きました。 WUFI Pro 4.1使用法動画(音が出ます)

イーアイではお客様にWUFIのデモを行っています。その時、最初に概要と簡単な使用方法をプレゼンテーションしています。そのプレゼンのpdfファイル(174kb) を公開いたします。こちらでダウンロードできます。

同じ内容を以下でご紹介していきます。

非定常熱湿気同時移動解析プログラムWUFIのご紹介

開発
フラウンホーファー建築物理研究所
技術指導
お茶の水女子大学 田中 辰明
販売
有限会社イーアイ

WUFIでわかること

  • 屋根や壁構造における熱湿気性状
  • 建物構造内部でのカビや結露の発生の危険性
  • 建材内部の湿気の乾燥時間
  • 建物の外周部における雨の影響

得られる結果例

  1. 各建材及び構造全体に含まれる含水量変化
  2. 任意の点の相対湿度、温度
  3. 構造断面の温度、相対湿度、含水率分布変化(動画)
*データはASCII形式、結果グラフ類はbmp形式、 動画はavi形式で出力できる
*WUFIはWindows98以降に インストールが可能

WUFI分析のおおまかな流れ

解析実行前の条件設定

  1. 構造を設定する
  2. 建物特性を設定する
  3. 表面物性を設定する
  4. 初期値を設定する
  5. 外気気象条件を選択する
  6. 室内温湿度条件を設定する

解析結果の分析

  1. 含水率変化を観察する
  2. 相対湿度変化を観察する
  3. 相対湿度、温度の関係(LIM曲線)を観察する

構造を決定する

建材の種類、厚みと位置を指定する

ある層に水蒸気、熱の発生や消失、換気を設定することができる

 
構造設定画面

建物特性を決定する

建物の方位、傾き、建物の種類および高さを指定する

 
建物特性画面

表面物性を設定する

屋外表面および室内表面の熱湿気特性を入力する

  • 表面熱伝達抵抗
  • SD値:湿気の通しにくさ
  • 放射
  • 雨水吸水係数:雨のかかり方
 
表面物性

初期値を設定する

分析開始時の建材の温度、湿度(ないし含水率)を設定する

 
初期条件

外気気象条件

対象地域の気象データを選択する (必要であればデータを作成できる)

 
外気気象条件

室内温湿度の設定

サインカーブ、外気温湿度との関係(欧州規格)、 ASHRAE160p、ファイル読込により 室内温湿度条件を設定する


室内温湿度条件

ASHRAE:American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers 米国冷暖房. 空調技術者協会

判定の流れ(概要)

適切な構造かどうかを下記のような流れで判断する

  1. 構造全体で含水率(kg/m2)が上昇してはいけない
  2. 室内側で相対湿度が80%RH以上になる場合はさらに詳細な分析、 何らかの対策が必要

そのほかにも条件によって判断基準を検討する必要がある

WUFIの分析方法および判定基準等はWUFI HELPに詳しく記載さ れている

WUFI helpは日本語で非常に詳しい内容が紹介されている

翻訳ではなく日本人スタッフにより作成されており大変分かりやすい

 
日本語ヘルプ

結果出力例

含水率の出力例

水分の蓄積が認められない例、
水分の蓄積が認められ
なんらかの改善が必要とされる例
含水率変化

任意の点の温度、相対湿度出力

相対湿度が高湿度にならない例、
相対湿度が80%RH以上の高湿度になり
なんらかの改善が必要とされる例
任意の点の温度、相対湿度の変化

LIM曲線の出力

LIM曲線(限界温湿度曲線:Lowest Isopleth for Mould) よりも上のプロットが多く、カビ発育の可能性がある例

より詳しくカビの発育について検討したい場合は WUFI-bioによる検討が可能です。

(LIM B II:生物が利用できない培養基、 LIM B I:生物が利用できる培養基)


LIM曲線例

まとめ

  • 様々な条件に対応でき汎用性が高い
  • 見やすく認識しやすい画面
  • 専門知識がなくても使いやすい操作性
  • 充実したヘルプ
  • 充実したデータベース(気象・建材)

計画段階で壁体構造のリスクを察知及び回避するために、 WUFIを使うことがより良い建物の供給に不可欠である

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