弊社が企画運営している特定非営利活動法人 外断熱推進会議主催 第10回『トルコ・ドイツ ブルーノ・タウトと外断熱の旅』が出発します
ついては、10月8日(土)より18日(火)まで(有)イーアイの事務所は不在となります。連絡についてはメールにてお願いいたします。
お茶の水女子大学名誉教授・田中辰明博士の監修・同行により「第10回 トルコ・ドイツ ブルーノ・タウトと外断熱の旅」の一行、18名(現地合流2名)が10月8日出発します。
今回は、イスタンブールでブルーノ・タウトゆかりの地を回ると共にトルコの外断熱(960万㎡/2009年施工面積)を調査します。
また、2004年に訪問した世界の建築物理研究・実践の総本山、フラウンホーファー建築物理研究所(ホルツキュルヘン)再訪します。フラウンホーファー建築物理研究所(ホルツキュルヘン)は、材料の屋外暴露試験やシミュレーションを行っている世界的な研究機関です。非定常熱湿気同時移動解析プログラム"WUFI"の開発元です。
2004年「第4回 ドイツ建築物理と外断熱の旅」フラウンホーファー建築物理研究所(ホルツキュルヘン)にて
フラウンホーファー建築物理研究所(ホルツキュルヘン)屋外暴露試験~1951年以来、実際の建物を建てて材料の耐久性、腐朽、錆び等について調べ、それを非定常熱湿気同時移動解析プログラム"WUFI"に反映させています。
フラウンホーファー建築物理研究所では10時から12時30分まで参加者に対して講義が行われ、昼食後、試験場を見学します。
講義の内容
- フラウンホーファー建築物理研究所とWUFI
- 外壁における微生物の繁殖
- 湿式外断熱建物の耐久性について
- 換気装置のついた外断熱構造(新しい研究)
- 外断熱(木造・S造)における雨水の浸透とその影響
- ヨーロッパとUSAにおける防湿に関する規格
アウグスブルグでは、無機塗料を製造しているカイムファルベン社を訪問します。KEIMの無機塗料はブルーノ・タウトやバウハウス、フンデルトヴァッサーなどの色鮮やかな建物に使われ、今も色褪せていません。
KEIMの無機塗料
デッサウにてバウハウスを訪ね、ベルリンに向かいます。
ベルリンでは、昨年回れなかったブルーノ・タウトの住宅群などを公共交通機関を利用して調査します。

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田中辰明先生の案内で、一般の旅行では得られないイスタンブール、ミュンヘン、アイゼナッハ、ベルリンの都市と文化にふれる旅を提供します。
団長 田中辰明 お茶の水女子大学名誉教授
2011年7月15日(金)外断熱推進会議における講演内容の一部
イスタンブールでは市内観光時間、ミュンヘン、ベルリンでは自由時間をつくっています。