月刊リフォーム 8月号「外壁外断熱工法が護る屋内の快適環境」

月刊リフォーム 8月号「外壁外断熱工法が護る屋内の快適環境」

月刊リフォーム8月号(テツアドー出版)に「外壁外断熱工法が護る屋内の快適環境」と題して、猛暑の夏も快適に暮らせる外断熱工法について弊社代表堀内正純(外断熱推進会議事務局長)が6Pにわたり執筆しました。

 
 
 


外断熱工法は、温暖地の夏においても屋内の快適環境を実現することをテーマに執筆しました。

「連続した十分な断熱材と高性能な窓、日射遮蔽と通風に配慮した」外断熱工法では、昼間の太陽光や室内の照明、家電製品、人間が発する熱が無償のエネルギーとして暖房の役目を果たします。そのため、冬期間や中間期は少ないエネルギーで快適な生活が実現します。

しかし、夏期間の外断熱建物では昼間の太陽光や室内の照明、家電製品、人間が発する熱が冷房負荷を大きくすると言われ、温暖地には不適だという学者や設計士、建設関係者がいます。実際密閉した建物で、外気導入を考慮しない計算では室内がオーバーヒートになります。

これは、机上のシミュレーションで、実際の気象条件では、昼間の最高温度が35℃あっても、夜間や早朝の気温は28℃以下が殆どです。この低い温度の外気を取り込むことを考える事無く、密閉した建物を想定して「外断熱の建物は暑い」という考えは正確ではありません。外断熱改修されたホームタウン南大沢の位置する八王子市の気象データ(気象庁)の統計では今年7月の最高気温は35.2℃、同日の最低気温は23℃になっています。


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気象庁 気象統計情報 一日ごとの値(2011年7月)


政府は、夏のエアコン設定温度を28℃にと盛んに推奨している。しかし、前記の表を見ると八王子市の一日ごとの気温では、平均気温が28℃前後、最低気温は23℃前後である。にもかかわらず、熱帯夜が続き、多くのマンションで夜間熱中症による死者が発生している。(昨年の事例では夜間熱中症による死者の9割が室内で発症 『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』7月11日放映画面より)

内断熱のコンクリート建物では、夏のコンクリート躯体表面温度は60℃以上になっている。コンクリートは熱的に温まりにくく冷めにくい材質であるが、一度温められたコンクリートの熱はゆっくりと時間をかけて室内側に流れて行く。コンクリート壁の場合、外気温度が最も高い時間ではなく、その熱が放射される5~6時間後に室内温度がピークを迎えると言われている。その時間差により、コンクリートの建物ではエアコンを停止した後も室温が下がらない。その結果、壁からの放射熱による夜間熱中症の発症が指摘されている。また、外気への放射熱は、都市のヒートアイランド化を促している。


夏の室内環境.jpg

コンクリート建物(内断熱と外断熱)の夏の室内環境


八王子市で外断熱改修を行ったマンション住人は「これまで夏にエアコンを殆ど使っていなかった。理由は、エアコンをガンガンつけても部屋の温度が下がらないので我慢をしていた。しかし、今は28℃設定で1台のエアコンをつけているが、風の音も感じずに、全室の温度が下がり、快適に暮らしています。」と発言しています。

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