さいたまパッシブハウス15が完成しました

さいたまパッシブハウス15が完成し、平成21年12月4日(金)に特定非営利活動法人 外断熱推進会議 主催、ハイシマ工業株式会社、日本パッシブハウスセンター((有)イーアイ企画運営)協賛による「蒸暑期にも有効なパッシブハウスに関する技術開発」の紹介セミナー及び「さいたまパッシブハウス15 完成現場見学会」 をさいたま市大宮区のラフォーレ清水園で開催しました。

http://sotodan-npo.org/blog/archives/2009/11/post_283.html

会場には、NPO会員及び一般参加者、報道関係者など約40名が参加しました。

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(写真 熱心に話を聴く参加者)

セミナーは、外断熱推進会議事務局長・堀内正純((有)イーアイ代表)の主催者挨拶と司会で始まりました。

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(写真 司会と主催者代表挨拶をする堀内事務局長)

続いて、来賓のご挨拶の後、さいたまパッシブハウス15の事業主であるハイシマ工業・蓜島一弘代表取締役からさいたまパッシブハウス15の建設にいたる過程と目的等について詳しい説明がありました。

セミナーは、最初に京都工芸繊維大学准教授・芝池英樹博士より「蒸暑期にも有効な超高断熱・高気密住宅(パッシブハウス)に関する技術開発」について 講演が行われました。

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(写真 講演する芝池博士)

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(写真 温暖地の夏に有効なパッシブハウス研究)

講演の中で芝池博士は、ドイツでは15kWh/㎡aがパッシブハウスの要件であるが、日本の気候ではコストパフォーマンスはどこにあるかを3年間の実証実験のなかでつかみたいと話しました。

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(写真 ドイツと日本の違い 日本にあった省エネコストパフォーマンスとは)

続いて、神戸大学准教授・竹林英樹博士より「パッシブハウスにおける蓄熱空調の有効性について」講演が行われました。

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(写真 講演する神戸大学 竹林博士)

竹林博士は、パッシブハウスのような冷暖房エネルギーが僅かでよい建物における冷暖房空調について、潜熱蓄熱型(PCM)空調機の活用について講演しました。

セミナー終了後、2台のバスに乗って参加者は、さいたまパッシブハウス15の建設現場に向かいました。

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(写真 モデルハウス南面外観 屋根にはソーラーパネル)

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(写真 芝池博士の説明を聞く参加者)

さいたまパッシブハウス15は、冷暖房エネルギーをそれぞれ15kWh/㎡a以下になるように計算された住宅です。
外壁(外張り断熱)は、外断熱推進会議会員のSto Japan、東邦レオ、高本コーポレーション3社の湿式外断熱システムを採用。
充填断熱材は、GWメーカー2社とセルローズファイバー1社を採用。透湿気密シートは2社を採用。
建物内外や壁内には160点以上のセンサーが埋め込まれ、外気温湿度・境界面湿度・加湿量などが測定される。

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(写真 モデルハウス北面 異なるメーカーの外断熱壁)

欧米の技術を参考にしながら、日本の蒸暑地域におけるパッシブハウスのあり方についての実験が3年間行われる。

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(写真 モデルハウス室内)

さいたまパッシブハウス15の見学会については、12月9日付け建設通信新聞でも紹介されている。

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(写真 さいたまパッシブハウス15 建設通信新聞)

以上

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