Vol.66 スウェーデンからの手紙 100回の暴行にたいして14年の刑期

49歳の男性は5年間にわたり自分の娘を虐待してきた

2007年7月6日 スヴェンスカダーグブラーデット紙

49歳の男性が娘に対する性的虐待のために14年の刑期の有罪判決を受けた。この男子は5年ほどの間に娘に対して100回以上も暴行を加え、その状況を撮影し、睡眠薬を娘に飲ませていた。娘の友達も男性により虐待をうけていた。

男性は、1990年に子供と性的関係をもったということで6ヶ月の有罪判決を受けたことがあった。それにもかかわらず、この男性は、娘に対して100回以上もの暴行と虐待を続けることができたのだ。娘に睡眠薬を飲ませ、それから娘を撮影していた。娘の友達も虐待を受けていた。ウプサラ刑事裁判所は、犯罪は深刻なもので、男性は、凶悪な性的悪用と凶悪な児童に対するポルノ犯罪において、最高の判決の14年の有罪判決を受けた。さらに、男性は被害者に約80万Kr(日本円で約1600万円)近い損害賠償金を支払わなければならない。

「虐待は、誰かが介入して止めないと頻繁に繰り返されるようになることは珍しいことではありません。男性が以前に有罪の判決を受けていたことを考えると、子供はもっとよく保護されるべきでした。」と、イエテボリ市の検察庁の発達センターのカタリーナ オルソン高等裁判所検事は語っている。

49歳の男性は、犯行を認めている。フィルムが技術的な証拠であり、このフィルムが虐待は娘が3歳のときから始まっていたことを示している。睡眠薬の痕跡が娘の髪の毛から発見されており、Stilnoctという薬剤が継続的に使用されたことを示している。

「実の親が近親相姦のために自分の子供に薬を使用するケースは珍しいものです。親には、非常に強い自然の権限があるので子供は普通親から言われたとおりのことをするものです。」と、カタリーナ オルソンは語っている。

娘の友達にも、この男性の家に泊まった時にStilnoctを飲まされていた。この友達の父親が学校に娘を迎えにいった時に娘がまだ薬の影響を受けていたようだったので、この男性を疑っていた。49歳の男性は女の子達にポーズをとらせて写真をとるために、アルコールの入ったサイダーを飲ませていた。

娘の友達は、男性の家で何があったかを話さないように脅かされていた。この男性の息子が警察に届けたので、男性は2007年2月に逮捕された。このウプサラに住む男性は、判決が有効になるのを待っている間は警察に留置されている。

  • 2006年には、子供に対する凶悪な暴行により43名の人達が有罪の判決を受けた。
  • 平均入所年数は、4,3年だ。

FAKTA:

4年の追加

  • 一つの犯罪に対する刑期は最高10年。
  • いくつもの犯罪を犯した場合や再犯の場合には、4年間の刑期が追加される。