2007年4月7日 イエテボリスポステン紙
ボルボ社製のハイブリッドの2階建てバスが、来年はロンドン市内のある一定路線でテストされる予定だ。ボルボ社では、その後、ハイブリッドのバスとトラックのコマーシャル ベースでの製造に2009年度には入る予定だ。
「まだ正式契約書には署名が終わっていませんが、ロンドンの市交通局とは、ボルボ社のハイブリッドバスの市場テストをロンドン市内で実施するという合意に達しています。」と、ボルボ バスのPer-Martin Johansson(パール マーテイン ヨハンソン)社長は語っている。
6台の2階建てのハイブリッドバスがロンドン市内で使用される予定だ。
英国は、昨年は中国についてボルボ バスの2番目に大きな市場であり、ロンドン市当局が、市内の環境改善のためにハイブリッド技術を採用すると決定しているので、ハイブリッドバスの市場テストはボルボ バスにとって非常に重要な意味合いをもつものだ。
「2012年のロンドン オリンピックの年からは、ロンドン市当局が購入するバスはすべてハイブリッドバスになる予定です。」と、ヨハンソン社長は語っている。
ハイブリッド技術によりバスの燃費を35%までも減少できると想定されているが、ロンドン市内でのストップの多さから、燃費の向上は30%程度までであろうと思われている。
ボルボ社ではすでに1台のハイブリッドバスをイエテボリ市内で運行させているが、まだ実際に人を乗せてのテストではなく、単なる走行テストのみだ。