Vol.35 スウェーデンからの手紙 環境問題は

2006年6月14日  メトロ紙

環境問題はスウェーデン人にとってますます重要になってきている

環境問題は、スウェーデン人にとってはより重要になってきている。世界自然基金の依頼により実施されたSifoの調査によると、環境脅威に対する不安は、失業、経済、医療ケア、高齢になることについで5番目に位置している。

「これは、明らかに今までとは傾向が違ってきたということです。環境問題が、いまではスウェーデン人の日常生活に参入してきているのです。大嵐や洪水などの特殊な気候のもたらす影響に、人々が気付き始めたのです。」と、WWFのラーシュ クリストファーソン事務局長は語っている。

最大の環境の脅威は、環境に有害な物質であると質問を受けた人達の40%が答えている。ついで、温室化現象に対する不安と気候の変化(25%)が続いている。回答者のほとんど全員の94%に相当する人々が、気候変化がもっとも深刻な問題であると考えている。

5つの環境脅威を上げるよう依頼されたインタビューの回答者は、気候の変化への恐怖が最も深刻であると答えており、ついで、樹木の伐採、オゾン層が薄くなっていること、飲料水不足、漁業と海洋環境への脅威を上げている。

環境問題に対策をたてる責任は政治家達にあると、インタビューを受けた人々の40%が答えている。4人に一人は、責任は個人にあると答えている。60%の人々は、環境問題対策については、政治家達の活動は不満足である、または非常に悪いと考えている。

アンケートによると、気候変化に特に不安をもっている人たちのグループは男性と自営業関係者だ。

「自営業者が気候の変化に不安を感じているのは、大嵐や洪水による経済的な損害を考えているからです。」と、世界自然基金の気候担当者のDennis Pamlinは答えている。

未来への脅威

Sifoは1000名のスウェーデン人達に将来について何が一番不安であるかについて質問した。
その結果は以下のようだ:

* 失業17%
* 経済9%
* 医療ケアの今後8%
* 高齢になり病気になること7%
* 環境の脅威など6%
* 犯罪6%
* 戦争5%
* 気候の変化4%
* テロ3%
* 学校教育の今後3%
* 児童の将来2%
* 移民/分離2%
* 地球的な貧困1%
* その他10%

出典: SIFO-TT



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