平成21年11月14日(土) に東京都港区において (有)イーアイ主催 第1回パッシブハウスセミナー 「ドイツのパッシブハウス関連技術とパッシブハウス認定をうける方法」 を開催しました。
- 講演-1「湿気をコントロールする気密シート~省エネハウスの鍵」
- エコ・トランスファー・ジャパン代表 ノルベルト バウマン氏
- 講演-2「パッシブハウス~PHIの認定を受ける方法」
- パッシブハウス・コンサルタント クーラー アンドレア氏
- 講演-3「ダクトレスの熱回収換気システム“インヴェンター”」
- インヴェンター社 最高経営責任者 Peter Moser(ペーター モーザー)氏
セミナーは冒頭、(有)イーアイ代表の堀内より日本パッシブハウスセンターの紹介 が行われました。
今日、パッシブハウスとして紹介されていますが最初は、 スウェーデンのパッシブハウスが2003年に無暖房住宅 (Houses Without Heating Systems)として紹介されました。
特に、2005年2月にハンス・エーク氏を招き、 長野・衆議院第一議員会館・東京・京都・札幌で開催された 「地球環境と無暖房住宅セミナー」は、 各地にパッシブハウス建設の輪を広げました。
長野セミナーにおけるパネルディスカッション風景
当日のセミナーは最初に、エコ・トランスファー・ジャパン代表 ノルベルト・バウマン氏 から 「湿気をコントロールする気密シート~省エネハウスの鍵」 と題した講演が行われ、パッシブハウスの必要性、 日本で高気密住宅を建設するうえで必要不可欠なインテリジェントシート「INTELLO」の紹介、 非定常熱湿気同時移動解析プログラム”WUFI”による解析、 スイスの山岳山頂に建設されたパッシブハウスの紹介などが行われました。
パッシブハウスについて説明するバウマン代表
続いて、ドイツでパッシブハウス・コンサルタントの研修を受け、 最終試験に合格し、ドイツ・パッシブハウス・コンサルタントの 資格を取得した認定パッシブハウス・コンサルタントの クーラー・アンドレアさんがドイツのパッシブハウス研究所(PHI) の認定を受けるために必要な事項について講演しました。
パッシブハウス認定について講演するクーラー アンドレアさん)
- 講演内容 「パッシブハウスからパッシブハウス認定へ」
- はじめに
- パッシブハウスとは
- パッシブハウスのなり立ち
- パッシブハウス基準
- パッシブハウス認定の取得
- まとめ
自己紹介するクーラーアンドレアさん( 経歴はこちら )
クーラーさんとペーター社長
休憩を挟んで最後に、インヴェンター社 最高経営責任者 Peter Moser (ペーター モーザー)氏から、「ダクトレスの熱回収換気システム“インヴェン ター”」 についての講演がありました。
より小さい、より効率高い、より省電力、より静かな熱交換換気システムは・・・ 近年欧州のパッシブハウスに採用されている熱回収率91%のダクトレス 高効率熱交換換気システム”インヴェンター”について開発者であり、最高経営 責任者のペーター モーザー氏から講演が行われました。
”インヴェンター”はダクト配管を必要としませんので外断熱改修にも最適な換気シ ステムです。
講演するペーター モーザー氏
通訳は、インヴェンター日本代理店「パッシブエネルギー・ジャパン(株)」代表のドイティン ガー氏 が行いました。
通訳するパッシブエネルギー・ジャパン(株)代表 ドイティンガー氏
セミナー終了後、会場からクーラーさんとペーター氏に多くの質問が 出されました。 (バウマン氏は、仕事の都合で途中退席)