「中国・北京の外断熱調査報告会」のご報告

7月4日(水)、外断熱推進会議の事務所がある東京都港区の機械振興会館会議室において「中国・北京の外断熱調査報告会」を開催され、平日の午後からの開催にもかかわらず、会場には50名近い参加がありました。

報告会では、最初にEI代表(外断熱推進会議事務局長)の堀内より「北京外断熱調査の目的と意義」について紹介がありました。 堀内代表は、報告の中で今回の視察にいたる経緯と調査内容について話しました。

今回の北京・天津訪問は、2006年2月の「第一回北米外断熱調査NAIT-1」において、EIMA(米国EIFS産業協会)との交流からはじまる。


NET(自然暴露試験場)前にて

米国のWUFI(非定常熱湿気同時移動解析プログラム)窓口 WUFI-ORNL

1年後の2007年2月5日に東京・青山において開催した「2007年外断 熱国際セミナー in 東京」に北米外断熱調査においてご協力いただいた EIMAのクレムキー事務局長を招いた。その際、北京から参加した北京ドラ イビット化学建築材料社クレムキー総支配人が「中国政府はビル建築に 対する省エネ50%の法律を立法化した」と発言した。


外断熱国際セミナーで講演するロジャー・ピーブラー氏

その内容を確認すべく、堀内は3月6日から上海を訪れ調査を行った。 しかしながら、調査期間上海に寒波がきており、EIFS外断熱の現場を見る ことが出来なかった。また、法制面での情報収集もかなわなかった。

そこで、6月19日より23日まで北京と天津を訪れ「中国の外断熱建物と 法制度について調査」してきたと今回の訪問目的について発言した。

つづいて、京都工芸繊維大学大学院准教授・芝池英樹博士より、「2007 年6月北京・天津外断熱調査報告」と題して今回の視察について詳細な報 告がありました。芝池博士は、今回の訪問によって調査できた内容を以下 のように整理した。

  1. 建設現場、特に先の上海視察では季節はずれの寒波のために見学でき なかったEIFSの工事過程
  2. オフィス、病院及びホテル等の住宅以外の建物の視察
  3. EPS上に何らかのタイル仕上げをした施工例

休憩を挟んで、今回の視察に参加した8名(1名欠席)が壇上に上がり、そ れぞれの調査内容を報告した。

最初に、今回の視察に参加した、三井住友建設(株)の宮原さんは、21 日と22日に行われた、日中外断熱会議の内容を細かく報告した。

次に、三建設備工業(株)の何原さんは「中国の省エネ法及び換気・冷暖 房設備について」と題して詳細に解説した。そのなかで、「北京では3階建 て以下の建物は、外断熱以外の建て方は出来ない。4階以上の建物でも 内断熱は特例の場合だけで、殆んど外断熱である」と北京市の資料によ り紹介した。

次に、康和地所(株)の小島さんと姚さんから「「中国北京・天津の建物に ついて-デザイン・規模・価格・間取り-」について紹介があり、会場からも 大きな関心をもたれた。

最後に、福井県から参加した明光建商(株)塩谷さんとサンクビット(株)社 の横山さんから、視察に参加した感想と得た内容について発言がありまし た。

3時間の長いセミナーでしたが、予備席が出るほどの熱気の中で終えるこ とが出来ました。

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