2006年9月23日 イエテボリスポステン紙
ハイブリッド車の第一号者が表彰される
日本のエンジニア達がイエテボリ市の国際環境賞を受賞
イエテボリ: 世界最初の商業ベースでのハイブリッド車の開発にかかわった人達が昨日イエテボリ市の国際環境賞として100万クロノールを受賞した。
Takeshi Uchiyamada,Takehisa YaegashiとYuichi Fujiiは、Toyota Prius(トヨタ プリウス)のパイオニア的な開発作業にくわわった3名の日本人エンジニア達は、賞金の100万Krを3等分できる。トヨタ プリウスは燃料の消費を半減でき、可能なかぎり排気ガスを減少させることができる未来の車であると、審査員は評価している。
50万台のハイブリッド車
この3名のエンジニア達は、トヨタの首脳陣の指示を受け1993年度に発足したプロジェクト グループに所属していた。現時点では、世界各地で約50万台のハイブリッド車が走行しているが、イエテボリ市はヨーロッパでは最もハイブリッド車の多い都市だ。アメリカには7種類の商業ベースで販売されているハイブリッド車があるが、スウェーデンには4種類ある。
ハイブリッド車は都市の将来の空気の質に画期的な影響を与えることになろう。ハイブリッド車は、燃料の消費量を35%も減少させることが可能で、電気モーターと、ガソリン、デイーゼルまたはガスで回転する燃料モーターのユニークな組み合わせによる車だ。
有名なパイオニア
「再生可能な燃料が望ましい。廃棄物を発酵させて作ったバイオガスがベストです。こういったバイオガスは、トロールヘッタン市やリンシューピング市などで製造されています。」と、審査委員長のステファン エドマン氏は語っている。
すでに、今春頃から、今年の国際環境賞を誰に授与するかについての議論が開始されていた。効率のよい燃料の使用に関するものであるべきであるということには審査員全員が合意していた。
「プリウスは疑うことなしに第一号車で、最も有名なパイオニアです。その他のハイブリッド車はコピーなのです。」と、エドマン氏は語り、日本のエンジニア達にこの喜ばしいニュースを伝えた。
「全員が非常に喜んでいました。エンジニア達と電話での連絡がとりにくかったので、メールで受賞のお知らせをしました。みんな55歳以上だと思います。」
FAKTA:
* ノーベル賞、ポーラー賞についでスウェーデンでも賞金が最大のイエテボリ市の国際環境賞は、11月28日にStora Teaternで、約200名の招待されたゲスト達の前で授与される。
* 賞金は、イエテボリ市、Carl Bennet AB,Elanders AB,Folksam,Gotaverken miljo,Handelsbanken,Eldan recycling, Schenker AB, Andra AF-fonden、Peab, SKF そしてStena metall社からの寄付金による。